座りながらのデスクワークに潜むリスク【スタンディングデスク】
こんにちは。いもけんぴです。
突然ですが、質問を一つさせていただきます。
「座りながらの仕事はリスクが高いって知ってました?」
最近知って僕がびっくりしていることです。なんと、座りながらの長時間デスクワークは鬱病になりやすく、座りながらデスクワークをしていない場合に比べて鬱病になる確率が3倍になるのだという事。鬱病が3倍になるのだなんて本当か?と思うかもしれませんが、実際長時間座りっぱなしで仕事している人は鬱病になるリスクが3倍になることがわかっています。
それはなぜなのか?それは運動しないからでしょう。鬱病になった人には抗うつ剤が効果的ですが、運動することによっても鬱病が緩和されることがわかっていて、運動することが鬱病に効果的であるという事は間違いのないことでしょう。
- 北欧では立ちながら仕事をするのが主流に
- スタンディングデスクを取り入れてみよう
- 動くことで脳が発達することは昔から変わらない
- すでにスタンディングデスクの重要性を知っていた偉人
- 現代人が心がけることとは
- まとめ
北欧では立ちながら仕事をするのが主流に
北欧では座りながらの仕事が身体に悪影響を与えるとして、立ちながら仕事をするスタイルが主流になってきています。特にスウェーデンなんかは活発だそうです。高さを人の身長に合わせて変えることができる電動デスクを、オフィスの約75%が導入しています。
この電動デスクを使って仕事をすることによって座りながらのデスクワークによるリスクを回避することができ、身体への悪影響の軽減をすることができます。長時間のデスクワークによるリスクは、
・鬱病リスクが3倍に膨らむ
・肥満体系になりやすい
・心臓病や脳卒中
・がんや糖尿病
・骨粗しょう症
・認知症
などが考えられますので座りながらの仕事をするより立ちながらの仕事の方が結果的にいいと考えられるようです。
スタンディングデスクを取り入れてみよう
長時間座りっぱなしの作業は先ほど挙げたような症状を引き起こすリスクが高まる行動だと認知されるようになってきたので、最近アメリカでは「スタンディングデスク」という働き方を推奨するようになりました。
「sitting is new smoking」というスローガンまでどうやら広まっているようで、座りながらの作業が喫煙に匹敵するほど悪影響のある働き方だと言われるようになっています。アメリカでは積極的にスタンディングデスクを広める運動をしているようで、ビジネスマンだけでなく学生にも推奨していて、スタンディングデスクを広めるためにスタンディングデスクを広める公演もやっているのだとか。
また、じっとしながら物事を考えるよりも動きながら物事を考えたほうが脳が活発になることもわかっており、Google社のミーティングはジムですることも少なくないらしいです。(笑)
ふとしたアイデアはじっと机に座って考えるより、散歩をしている時などの方がひらめいたりすることが多いと思います。僕も何かを考えるときはじっと座っているよりとりあえず散歩をして考えるタイプなのでなるほどなと思いました。動きながらの方が脳も活発になりやすいので座りながらより立ちながら、というのは理に適っていると思います。
そのためにまず「座りっぱなしの仕事は非効率&健康に悪い」という認識を持っておくことが大切だと思います。僕もこの事実を知ってから立ちながら作業をしてみるのもアリかなと思いました。
・集中力アップ
・作業効率アップ
・ひらめきを増やせる
これらのメリットを考えたら座って作業している人も一度作業の仕方を考え直してみてもいいかもしれません。そこで、「スタンディングデスク」を取り入れてみることをおススメします。
作業効率を上げたい人はこちらも読んでみましょう▼
動くことで脳が発達することは昔から変わらない
僕たちは人間、そして「動物」です。動くことをしてきたからこそ発展してきたのだと思います。人間の祖先(大昔の大先輩)たちは、狩りをしながら暮らしていました。他の動物を狩る、それは大変なハードワークだったのだと思います。自分も死と隣り合わせの状況の中で適切に判断し適切な選択肢を「動きながら」選んでいたのですから、それはそれは大きく脳が発達したのだと思います。
動くときに考えることが多いので大昔の人は狩りや採集をしているときに自然と脳が鍛えられたのでしょう。運動することによって連動的に脳の動きも高まっていくのは大昔から変わらないのだと思います。というより、人間に組み込まれているシステムなのだと思います。
動くことで脳を発達させてきたのだから逆に動かないことを続けていると脳が弱くなって認知症になったりするのでしょう。また長時間動かないと血流も悪くなるので心臓病などの病気のリスクも高まります。やはり、人間として発達するために動くことは必要不可欠なのでしょう。
すでにスタンディングデスクの重要性を知っていた偉人
スタンディングデスクが認知され始めたのはつい最近で、2.3年前からその動きが活発になってきているようですが・・・
中にはスタンディングデスクの重要性を知っていて、スタンディングデスクが良いと世間的に認知される前にスタンディングデスクをしていた偉人もいたようなので紹介していきます。
スタンディングデスクをしていた偉人達
・ヘミングウェイ(アメリカの作家・詩人)
・ラムズフェルド(アメリカ元国防長官)
・ウィンストン・チャーチル(元イギリス首相など)
・ヴァージニア・ウルフ(イギリスの作家・評論家)
・ゲーテ(ドイツの文豪)
これほどの人物たちがスタンディングデスクをしていたことがわかっているようで、特にゲーテはスタンディングデスクの重要性を敏感に感じ取っていたらしく、自分の子どもに「椅子のない机」をプレゼントしたという話が有名なんだとか。(立って勉強しろ!というメッセージw)
ざっと挙げただけでも歴史的に有名な人物がこぞってスタンディングデスクをしており、そして「考えることが多い」作家や重要なポストについている人ばかりです。考えることが普段から多い人たちはできるだけ動きながら考えたほうがいいのだと知っていたのでしょうね。
現代人が心がけることとは
とはいえ、立ったまま仕事をするのは少し疲れるような気がします。僕も実際スタンディングデスクで作業をやってみたのですが、立ちっぱなしを続けるのは少し疲れます。とはいえ、座りっぱなしで作業するより楽になるなと感じました!!
その理由が、座りっぱなしの場合はお尻が痛いからです。ずっと同じ姿勢でいるのでお尻が痛くなりますし、お尻に血がたまっている感覚になります。でも、スタンディングデスクの方法を知ってから、適度に立ちながらの作業もはさむことによって血流がよくなっているのを感じます。
スタンディングデスクをずっとしなくても、「20分に一回2分程度立ち上がるだけ」で、血流の悪化や健康状態の悪化は防げるらしく効果が見込めるようです。ずっとスタンディングデスクができないという人は20分に2分の割合(20分座りながら作業+2分経ちっぱなしで作業)をするだけで脳の活性化を期待することができるようです。
スタンディングデスクに慣れていない人も少しずつやっていくといいのではないでしょうか。
まとめ
座りっぱなしで仕事をするというのが一般的で、僕も作業は座りながらする者だと思っていたのですが・・・
どうやら座りっぱなしの作業は心身ともによくないらしく、悪影響な事ばかりなのだという事を知りました。座りっぱなしの作業によるリスクは前述した通り、鬱病や心臓病、認知症など危険なものばかりです。長時間体を動かさないことがどれほど危険でもったいない行為なのか、今回のエントリーで伝わっていれば幸いです。よければスタンディングデスクを取り入れてみてもいいのではないでしょうか。
参考文献:10年後会社に何があっても生き残る男は細マッチョ 船瀬俊介